MEGWINとファルコン・メテオが“和解”。
10カ月続いた騒動は終わるのか?

2019年10月14日、「MEGWIN TV」(登録者数98万人)のメグウィンと、「電波中年のここらで一服」(同19万人)のファルコンとメテオが生配信を実施。
10カ月に及んだ両者の確執に、ようやく終止符が打たれました。

10カ月に及ぶ炎上騒動

2018年12月10日、元MEGWIN TVの「ファルコン」と「メテオ」(2人の名前は複数の表記がありますが、ここではこれに統一します)が、メグウィンを告発する動画を公開。
「事実上クビ」「人間扱いされていなかった」などと訴えた結果、MEGWIN TVは大炎上。
メグウィンは翌日に釈明動画を公開しましたが、これが火に油を注ぎ、最終的には15万人以上がチャンネル登録を解除する結果となりました。

一方、告発動画で同情を集めたファルコンとメテオは、1週間で30万人のチャンネル登録者を集めましたが、その後は登録者の伸びは低迷。

そして2019年3月にメグウィンが、実は2人から「殺すぞ」などと脅されていたと告白すると状況は一変。
ファルコンとメテオに低評価が殺到しましたが、2人は反論せず、その結果10月になっても炎上状態が続いていました。

10月14日の生配信に、メグウィンは頭をスキンヘッドにしてスーツ姿で現れました。

まずメグウィンは、昨年12月に2人が公開した告発動画をひと通り再生。
その中で2人が“曖昧な表現”をしていた部分について、質問するという形式でやり取りが交わされました。

「事実上のクビ」発言について

22:46~)
12月の動画で、2人が退職は「事実上のクビだった」と発言した件について、メグウィンは退職が「自己都合だったどうか」を確認します。

ファルコンは、ある日突然ネットに繋がらない環境に置かれたこと、誰が一番ダメかを競う“編集競争”を毎日4時間もさせられたこと(しかもその動画は公開しない)、事務所や撮影所の掃除を1日かけてやることになったことなどを例に挙げました。
それまで企画・編集・撮影の担当だった2人の待遇がいきなり変わり、その説明も事後だったということで、「自分から辞めさせるように仕向けた」と考えていると述べました。

これにメグウィンは「思惑があって」とは言いましたが、詳細は語らず「説明不足の会社でほんとにすいません」と謝罪。

2人の退職は形式的には「自主都合退社」だったようですが、退社を仕向けたかどうかでは両者の見解が食い違います。

禁止事項や妨害はあったのか

41:49~)
「禁止事項や妨害」があり「みんなの期待に沿えるような動画を作れなかった」と発言した件について。

ファルコンによると、MEGWIN TVでは、もともと月100万円の動画制作予算があったのが、ある時点から予算制ではなくなり、3万円使う場合は稟議書(上司などの承認を得るための書類)が必要になったとのこと。
稟議書を出しても許可が下りることはなく、結果、動画のクオリティが下がってしまったと言います。

メテオは、事務所を引っ越した際、事務所の照明の蛍光灯が足りずに買い出しにでかけた際も、すぐに買うことは許されず、稟議書の提出を求められたと話しました。

「禁止事項」としては、ゴキブリを使う動画、飲食店などで許可を取らずに撮影することがあったそうです。

「妨害」については、ゲーム実況をメインにしているにもかかわらず、撮影所では何度求めてもインターネット回線は引いてもらえなかったこと、「動画よりも資料を作れ」などと言われたことを挙げました。
メテオは、そうした状況で再生回数を稼ぐために食べ物の動画ばかりを増やしたことで、視聴者の反発を受けたと説明しました。
メグウィンは、禁止事項があったことや設備投資をおろそかにしたことについて頭を下げました。

「ほぼ無一文」だったのか

1:18:14~)
2人が「無一文ですほぼ」「来月死ぬかもしんねぇっていう状況」と話したことについて。
メグウィンは一番辛かったのが「2人に給料を出してないと思われたこと」と話します。

メグウィンは給料の支払いが、2~3日遅れることはあったものの、1カ月単位で遅れるようなことはなかったと力説。
これを2人も事実として認めました。
ちなみに2人は前回の動画で給料は手取りで「23万円前後」と発言しています。

ファルコンは動画では「給料をもらってないとは言ってない」と発言し、メテオも「勝手にそういうことになってる」と説明。
視聴者が勝手に誤解したというのが2人の主張のようです。

当時ファルコンは貯金額が30万円を切っており、メテオに至っては貯金はゼロだったとのこと。
退職時には有給の買い取りもあり、12月分の給料も振り込まれたそうですが、メテオは「最後の給料が終わった後は生活できるアテがなかった」と語り、スパチャ(投げ銭)に関しては「僕らが頑張っていけるようにいただいたものだと思ってる」「後ろめたい気持ちはない」と話しました。

無一文という発言について、ファルコンは「パニクってて冷静でいられなかったから」と理由を述べています。
メグウィンはスパチャをした視聴者の中には、無一文だと勘違いした人がいるはずだと言い、

ほんとはこっち(視聴者)に謝るんだぜ?

と水を向けましたが、メテオは、

謝る?
ほぼ無一文って言ってたの、僕はそうでしたよ?

視聴者への謝罪を促すメグウィンに対し、メテオは「無一文は嘘ではない」と主張し、両者は噛み合いません。

これまで辞めていった人たちはみんな同じ理由

1:33:13〜)
ファルコンがツイッターで「これまで辞めていった人たちはみんな同じ理由」と投稿した件について。

メテオは、

みんな辞めたいっていうのはどんどんどんどん高まっていって、だからあれだけ一気に辞めたのもあると僕は思っていて、みんなきつくて耐えられなくなってたのは確かでした。
そういう話をお互いしてましたし、辛い部分に関しては。

辞めた社員とは「パワハラを受けた」という言葉を交わしており、辞めた理由は皆同じだと主張。
メグウィンに直接言うことはなかったものの、社員同士ではそうしたやり取りがあったようです。
ファルコンによると、残業代や保険の制度もメグウィンと「かなり熱く言い合った」結果、導入されたとのことです。

メグウィンはここでも謝罪をしますが、とりあえず謝罪して済ませようとする態度に2人は不快感を顕にし、ファルコンは首をかしげて「謝り方がおかしい」とこぼします。

最終的に何がしたかったのか

1:39:24〜)
メグウィンは2人が動画を出した目的を問います。

ファルコンは、自分たちが辞めた数日後、社内でメグウィンが

(ファルコンとメテオがチャンネルを作ったら)全力で潰すけどね

と発言したのを社員から聞いたと明かし、単に新チャンネルを開設するだけで潰されてしまうと思い、告発する動画を作ったと語りました。

メテオは、メグウィンや従業員を貶める意図はなく、

実際にあったことを、感じたこと見たことをそのまま僕は傷付けない範囲で作ったのがあれです。

と言い、2人が辞める際、視聴者へのお別れ動画を出させなかったことが直接の原因だと話します。

メグウィンは、「潰す」という発言について「俺は言うと思うし、言った」と発言を認めます。
そして「悪いと思ってる」「社長としての器も小さかった」と反省の言葉を述べますが、「俺も同じことを思ってる可能性がある」のに「実際君たちはやった訳だよね」と発言。
メグウィンが「潰す」という言葉だけだったのに対し、実際に行動に移した2人をとがめ、「そこは決定的な差」と話しました。

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