「衛生観念がない」男社会で奮闘する女性寿司職人が炎上

2019年10月25日、「ハフポスト日本版」(登録者6660人)が「女性の寿司職人だけの『なでしこ寿司』が男社会の業界で奮闘するわけ」という動画を投稿。秋葉原に店を構える「なでしこ寿司」を取り上げました。

女性差別との闘い

店員がすべて女性というのが売りの「なでしこ寿司」。店長・千津井由貴さんによると、創業以来「化粧が派手」「帽子をしていない」「服装がチャラチャラ」などという批判が絶えなかったそうです。
それに対し彼女は

私メイク止めるスプレーとかもしてますし、今のメイク技術…粉が落ちるって言われるんですよ。それが私差別だと思って(笑)

など、衛生面ではちゃんと気を遣っていると話しています。
また、板前は男性がすべきだという考えを持つ客もまだまだ多く、「女性が握った寿司は本格派じゃない」と言われたこともあったようです。
そういった客の中傷にショックを受け、店を辞めていく女性店員も多いのだそう。

(客が店員に酷いことを)言ってはいけない雰囲気を作るには、(私が客に意見を)言わなきゃいけないじゃないですか

と、現在はそんな客と戦っていると話しています。

闘いは店の外でも

また、女性差別との闘いは店の外でも行われていたようです。

豊洲(市場)になってからはやっぱり若い人がやってるお店も多くなったので、まだやりやすくはなったと思うんですけど…

と、仕入れの段階でも以前はかなりの苦労があったというようなコメントをしています。
動画で登場した、豊洲市場に店を構える仕入先の「ノジ喜代」山崎雄介さんは

買うときに、とにかく低姿勢なんですよ。そういう人には、こっちも(ちゃんと)返そうとも思うし、やっぱりそういう…男女関係なく、そういうところは素晴らしいなって。こっちもすごく応援したくなるというか。

と、コメントしています。

さまざまな点で批判集まる

衛生面には気を遣っており、客からの批判は見当違いだとした今回の動画。
この動画は11月6日13時現在3万回再生されており、低評価率は92.9%と非常に厳しい結果となっています。
コメント欄では

さんざん言われてるけど、帽子してないから髪の毛入りそうだしぷらぷらしてる袖がまな板はじめいろんなところに付いて回ってるし汚い。
衛生管理が食品を扱う人のそれじゃない。女性だからとか差別偏見どうこう以前の問題。

女性が寿司を握るのはだめじゃないです
衛生観念のない・低い人が寿司を握るのは男女関係なくだめです

被害者ぶりたい衛生観念のないエセ職人
それが偶然女性だっただけ
男でもこれはムリ

と、女性差別関係なく、改めて衛生面に問題があると指摘する声が多く集まりました。
SNSでは、以前になでしこ寿司がテレビで紹介された際、指に絆創膏を貼ったまま寿司を握っていたという指摘もあります。
カウンターの客に料理を出す際、垂れた袖がまな板に触れている件については、なでしこ寿司がツイッターで投稿した写真でも確認できます。(以下ツイートの右上の写真)


このようなコメントに対し、千津井さんは逆に「あら探しの為にご視聴ありがとうございます。」と煽るような発言をし、火に油を注ぐ結果となっています。

動画のコメント欄に寄せられた意見には、

自身で差別助長してるし
性別を売りにしてんのに何言ってんだか

キャバ嬢や風俗嬢とかわらんよ

衛生問題の指摘を性差別だと騒ぎ立てる猿思考
だったらそもそも性を売りにした商売をするな

と、客からの批判を単なる女性差別だと捉えた店長の認識や、それが店のコンセプトと矛盾していることにも批判が集まっています。

「女性の寿司社会を変えたい」という夢のために

動画終盤では、千津井さんは「店を開いてから10年の間、店のコンセプトはかなり変化のあるものだった」と話しています。
以前はアキバという街のニーズに応えるため、コスプレをしながら寿司を提供していたり、地下アイドルのように踊ったりなどのパフォーマンスもした過去もあったとか。

しかし「やっぱりこれじゃないよな」と思い、もう一度寿司と真剣に向き合ってみようと考え直したようです。

さまざまな批判を受けつつ、彼女なりに真剣に寿司と向き合った結果はどうなるのか。今後のなでしこ寿司に注目です。