不倫の暴露は95%で敗訴 – 弁護士YouTuberがSNS投稿のトラブルを解説

インターネットを賑わす“炎上”。
ネット上では毎日のように炎上騒ぎが起き、一般人から有名人までさまざまな人たちの不祥事が糾弾されています。

炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)の著者、山口真一氏によると、炎上を拡散させる人の動機は

一番多いのは「正義感」による人で、どの炎上でも60~70%を占めます

とのこと。

一方、自分の意に沿わない事柄について、攻撃することが“私刑”として批判されることもあります。
つい先日も、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」がテロ予告や脅迫ともとれる抗議で中止となったことも話題となりました。

YouTuberも“アンチ行為”に悩まされることが多いようですが、最近では断固とした措置をとるYouTuberも増えてきているようです。
(関連記事「人気キッズチャンネル「プリ姫」アンチに逆襲開始。個人情報を入手して告訴へ」)
SNSで気軽に情報発信ができる一方で、そうしたトラブルに巻き込まれる可能性も高くなっているとも言えるかもしれません。

弁護士YouTuberがネット上の問題行為を解説

弁護士YouTuber「kubota」(登録者15万人)として人気の久保田康介氏が、2月に刊行した自身初の著書『これって犯罪ですか?』(KADOKAWA)で、SNSへの投稿にまつわるトラブルに関して、解説しています。

ユーチュラ編集部でも実際に買って読んでみました。

弁護士が法的見解を配信

久保田氏はベリーベスト法律事務所に所属する弁護士、久保田康介で、

一般向けの法律知識の解説とニュースや時事問題の法的解説の動画を中心に、いろんな動画をアップしていこうと思っています!
(チャンネル概要欄)

YouTuberが投稿した動画やニュースで話題になった事柄について、法律の専門家ならではの見解を投稿し、YouTuber界の“ご意見番”として人気を得ています。

その投稿、本当に大丈夫?

『これって犯罪ですか?』から、今回は編集部が面白いと思ったケースをひとつ紹介します。

不倫をSNSで暴露→95%でアウト

結婚3年の夫婦。妻がこっそり夫の携帯を覗いて、自分の友人と夫が不倫していることを知ってしまいます。そして妻は、

X(友人)のことがどうしても許せなくなり、Twitterに、「Xの不倫によって私は深い傷を負いました。もうXとは絶交します。」と投稿しました

とのこと。
これに対して久保田氏は、

A.裁判になったら、95%くらいの確率で被害者が勝訴すると思います。
名誉を棄損したとして、民事責任や刑事責任を追及される可能性があるほか、プライバシーを侵害したとして民事責任を追及される可能性があります。

と回答しています。

このケースでは、公共性の高いSNSで他人のプライベートを晒したことは、意図的に親友の社会的評価を下げることになり、現在の法律ではほぼ確実に問題となるそうです。
不倫が事実であっても、裁判となれば被害者側がかなりの確率で勝訴するという見解には、驚かれる人も多いのではないでしょうか。

本書では他にも名誉、プライバシー、肖像権、著作権といったさまざまなジャンルをテーマに、わかりやすい解説がなされています。

誰でも情報を発信できるようになった現代だからこそ

Twitter、Facebook、Instagramなど、SNSで誰もが手軽に情報を発信できるようになりました。
一歩間違えれば、かんたんに加害者になってしまう世の中、本書はそんな現代の我々には必読の書と言えるかもしれません。

その投稿は本当に発信しても問題ないか、誰かを傷つける内容にはなっていないか。
冷静に考えて投稿したいものです。

関連リンク

kubota(ユーチュラ)
『これって犯罪ですか?』(KADOKAWA)(Amazon)

 

最新ニュース

もっと見る

ニュースアクセスランキング2019.08.11~

もっと見る