中田敦彦、YouTubeとテレビを重ね「YouTubeは10倍速で進化」と持論

2019年8月31日、お笑い芸人で時事YouTuberの「たかまつななチャンネル」(登録者3万人)が、登録者100万人達成間近の「中田敦彦のYouTube大学」(登録者98万人)とのコラボ動画を投稿しました。

 

たかまつななとは

たかまつななは、日本の女性お笑いタレントです。

慶応義塾大学卒、現在は東京大学大学院に在学など高学歴を誇り、NHK局員も担当しているなど活動が多岐に渡ります。

また「お笑いジャーナリスト」と称して、1週間のニュースを解説したり、現場の職員との対談を通してその職場の現状を明らかにするといった動画を投稿しているYouTuberでもあります。

テレビはまだやれる

この動画では中田敦彦の独自の視点から見たYouTubeとテレビの関係性が主題となっています。

近年、芸能人のYouTubeへの進出が目覚ましいものになってきています。
(関連記事「すでに50人以上が参入!2019年にデビューした芸能人YouTuberランキング」)
そこで、たかまつななが「中田さんのような面白いことをつくれるタレントさんが面白いことをテレビでやり続けて欲しかった」とこぼすと、中田敦彦は

僕はテレビに対して完全に諦めてるわけではなくて

と切り出します。
「テレビ局内部のクリエイターたちはやはり本物の実力者であり、単純にテレビのUI(ユーザーインターフェース)が現代に合っていないだけだ」とのこと。
現代は「YouTube」や「ネットフリックス」などのオンデマンドサービスにニーズが集まっており、テレビ局も「TVer」などインターネット配信にも力を入れています。

中田敦彦としては、

僕は常に面白そうな媒体で、自分が面白いと思うことが出来たらそれでいい

という考えを持っており、プラットフォームについてこだわりはないことを明かしました。

YouTube

4人の「中田敦彦」

また、中田敦彦は活動別に4つのキャラクターを使い分けているとのこと。

彼には「オリエンタルラジオのあっちゃん」、「YouTuber大学」、「Perfect Human」、「普段の中田敦彦」の4つの人格があり、それらを個々のビジュアルイメージとそれに基づいたブランディングの兼合いで、活動に応じて使い分けているようです。

中田敦彦はたかまつななの著書内で、彼女のお嬢様風のイラストで政治的な発言をすることについて、キャラが噛み合っていないと指摘。たかまつなな自身も深く納得していました。

YouTube

 

YouTubeはテレビと同じ轍を踏んでいる

中田敦彦は

YouTubeはテレビが歩んできた歴史を10倍速でトレースしてる

という仮説を持っていると語ります。
80年代以前のフジテレビは「母と子のためのフジテレビ」というキャッチコピーを使っていました。黎明期のテレビは教育色が強かったことがこれから汲み取れます。
YouTube界の草分けである「HikakinTV」(登録者765万人)も、もともと低年齢層向けのチャンネルであることから、YouTubeもテレビと同じだったと主張しました。

それから80年代以降には、テレビは若年層向けに面白く過激な内容の番組を増やしていきました。
YouTubeでもそれと同じように、「ヒカル」(登録者342万人)や「ラファエル」(登録者131万人)など、“お金を持ってやんちゃする”YouTuberが登場。これが現在のYouTubeの主流だ、と主張します。
そして中田敦彦は、その次は『ミリオネア』『ヘキサゴン』などクイズ番組が人気を博し(YouTubeでは「QuizKnock」(登録者87万人)などがこれに当たる)、さらにその次には『世界一受けたい授業』『(池上彰の)そうだったのか!』など教養系の番組が人気を集めていったことから、先を見据えて自分はYouTubeで教育系の活動を始めた、とも語りました。

※ヒカキンは最初ヒューマンビートボックスの動画でブレイクし、その後キッズ向けの動画で人気となりました。
クイズ系チャンネルの流行として人気なのはQuizKnockしか存在せず、これをYouTubeの趨勢と表現することについては、少し強引な印象を受けます。

巨大勢力がやってくる

中田敦彦は「ナスDの大冒険YouTube版」(登録者77万人)を取り上げました。
ナスDこと友寄隆英氏はテレビ朝日のプロデューサーで、あの『いきなり!黄金伝説』や『帰れま10』の総監督でもあり、中田によると「社内でトップ5」の力を持つ人物とのことです。
彼は

人間が追いつめられたときにものを食べるという人間の根源的な欲求に最大の面白さがあり、人はそれを見たがる

という考えを持っており、中田敦彦はそれに賛同していると語ります。
ナスDは自身がテレビ朝日でプロデュースした番組と同じような企画をYouTubeチャンネルで独断で進めました。
現在はチャンネルの更新は諸事情で停止していますが、中田敦彦はいつか彼がテレビ朝日と折り合いをつけ、また動画を投稿し始めると予想。そうなった場合の彼のチャンネルの勢いは計り知れないと評価しています。

YouTube

ナスDを「アメリカ空軍」だとすると、自身を「いじめられたグリーンベレー(特殊部隊)の一人」と表現した中田敦彦ですが、だからこそナスDのような人物が巨大な勢力と手を結んでYouTubeに進出する前に成果を上げ、自身も力を付けていきたいと語りました。

YouTubeは戦国時代に

中田敦彦は、YouTubeは徐々に成熟していき、YouTuber同士の競争は激化していくと予想しています。

またこの時代趨勢は平安時代末期、荘園制により貴族が朝廷(≒テレビ)も手出しできない独自の経済圏である荘園(≒YouTube)をつくり始め、それを守っていた武士が貴族を上回る力を付けたことと酷似している、と教育系YouTuberらしく発言しました。

また、競争の激しい“戦国時代”だからこそ「誰と組むのか」が重要になってくるとも語りました。

そして

若さは最大の武器だ

と、たかまつななを鼓舞し動画は締めくくりました。

4月に歴史系の動画投稿を始めてから数か月で登録者を100万人近くまで持って行った彼のトーク力は本物であり、YouTubeでも視聴者を釘付けにしています。

果たして中田敦彦の仮説は現実となるのでしょうか。

 

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