カンニング竹山がヒカルのくじ引き動画を批判。
老害そのもの?

お笑い芸人の「カンニング竹山」(以下、竹山)がAbemaTVで人気YouTuberに対して苦言を呈したことが話題になっています。

竹山は8月11日深夜の『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)で

この前、ユーチューブで祭りのおみくじに10万円以上つぎ込んで、当たりが出るかひいてみたっていう動画を偶然見つけたんですよ。結局、1等とか大きな当たりは出なかったんですが、人気のあるユーチューバーだったから撮影しているところに子どもたちが群がってきて、コメント欄にも「完全に詐欺だな」とか「検証してくれてありがとう」とか書かれていました。でも、何か違うと思ったんですよね。
(アエラドット『人気ユーチューバーが祭りくじでテキ屋の“詐欺”を告発 カンニング竹山が若者の「正義」に異義』)

ヒカル」の『当たりはなかった?祭りくじで悪事を働く一部始終をban覚悟で完全公開します』に対しての意見であることが明白です。

竹山「テキ屋にはテキ屋の論理がある」

竹山は

テキ屋は反社会的な集団とつながっていて、そこにお金が流れているのはいいのかっていう話もあるけど、テキ屋にはテキ屋の論理があって、くじを引く人たちも当たらないよなと思いながら引くものでしょ。(アエラドット

社会的には良い意味のグレーゾーンってあると思うんですよ。表に出す必要がない事情とか。その動画を見た何百万人という子が、それを正義だと思ってしまったら、大人になったときに遊べない、つまらない人間になってしまわないだろうか。(アエラドット

と語っています。

要するに、世の中そういうものだから目くじらを立てるなということが言いたいようです。
そして、グレーゾーンに目くじらを立てる人間は大人になったときにつまらない人間になるとの見解です。

確かに、世の中には不条理が多く存在し、グレーゾーンも多々あります。

しかし、くじ引き屋の不正を暴く行為と結びつけるのは少々論理が飛躍していると思います。

祭りでは多くの出店がありますが
仮面ライダーのお面が900円と高額でみんなそういうもんだと思っています。

くじ引きが問題なのは、当たりが出ないということなのです。

 

当たりくじが存在しないくじ引きは犯罪

そもそも、くじ引き屋に目玉商品の当たりが入っているのではあれば、何の問題もないはずです。

「仮に、『当たりくじ』が存在しないため、景品を渡すような事態が起こりえないことを知りながら、店先に景品を展示し、さも『当たりくじ』が出ればその表示にしたがって、景品を進呈するかのように装い、くじ(空くじ・ハズレ)を販売していた場合、刑法上、詐欺罪(刑法246条1項)にあたります。法定刑は『10年以下の懲役』です。
(弁護士ドットコム『人気ゲーム機の「景品くじ」、露店で大量購入も当たらず…法的にどんな問題がある?』)

2013年には実際に逮捕も出ている

2013年には、実際にくじ引きの露天商が逮捕されています。

夏祭りの露店で当たりの入っていないくじを引かせ金をだまし取ったとして、大阪府警阿倍野署は29日までに、アルバイト(中略)を詐欺容疑で逮捕した。1万円以上を使っても当たりの出ない客が不審に思い、同署に相談して発覚した。
(日本経済新聞『当たりのないくじ引かせ詐欺容疑 大阪、露店アルバイト逮捕』)

「ヒカル」の別の動画では警察同行でくじ引き屋に行っていますが、
警察の対応はしぶしぶといったところ。

被害金額も少なく昔からあるものなので、被害を受けた本人の熱意がないと警察はなかなか動いてくれないのでしょう。

反社会勢力の排除は世の中の動き

竹山も「テキ屋は反社会的な集団とつながっていて」と認識しているものの、
その点を特に問題視している様子はありません。

反社会勢力のつながりについては、
ボクシング連盟の山根明氏が暴力団との交友関係を公言した直後、
スポーツ庁の鈴木大地長官は「事実だとすれば辞任に値する」と発言しました。

祭りからの暴力団の排除の動きも活発化しています。

今日では、暴力団とつながりがあること自体が「アウト」になっているのです。

大人になり、自分の幼少期の思い出の風景が変わっていくのは寂しいですが、
それはノスタルジーにすぎません。

竹山の苦言は個人の感想レベルです。

カンニング竹山はYouTuberを見習うべき

くじ引き動画が話題になったのは1年以上前。
「ヒカル」を批判するにしても、VALU騒動など他のネタがいくらでもあります。
なぜこのタイミングで竹山が話題にしているのかというと「たまたま見た」ことがきっかけだそうです。

「たまたま見た」動画で、思いつきのような個人の感想を垂れ流すのはいかがなものでしょうか。

くじ引き動画を批判するにしても、肖像権や景品表示法律の解釈の問題や取材方法など、別の切り口があるはずです。

グレーなことに白黒つけるのことがつまらない人間を作るという見解には失望します。
老害と言われても仕方がないでしょう。

YouTuberは自分で企画して、自腹を切って動画をアップしています。
「ヒカル」のくじ引き動画では、自身に危険が及ぶことも覚悟の上と思われます。

「カンニング竹山」にはYouTuberを見習ってもらいたいものです。

 

カンニング竹山はYouTubeチャンネルも運営

「カンニング竹山」は自身もYouTubeにチャンネルを開設しています。
開設は今年の2月で、8月18日現在の登録者数は約3万人。