中田敦彦とラファエルがコラボ。
YouTube台頭で苦境のテレビ業界をぶっちゃける

ラファエル」(登録者数136万人)が、「中田敦彦」(同126万人)とコラボし、今後のYouTubeについて語りました。

ラファエルは「令和のタモリ」

2019年10月9日、中田は「【初コラボ】人気YouTuberラファエルさんとガチトーク!〜前編〜ラファエルさんは令和のBIG3」を投稿しました。

グレーのパーカーに白い仮面と、いつも通りのラフな格好のラファエルに対し、中田はネクタイもしっかり締め、紺色のスーツに身を包んでいます。
ぱっと見では対極のように映る両者ですが、オープニングからウマのあう様子を見せました。

ラファエルの印象について、中田は「令和のタモリ」と表現。
始めは「むちゃくちゃ危険な人」という印象だったのが、知れば知るほど「結構大人」「しっかりした人」と印象が変わっていったと、ラファエルのことを褒めちぎりました。
一方のラファエルも、中田のチャンネルの完成度を「もう出来上がっちゃってる。」「これ以上何ってのはない」と絶賛しました。

話が合うだけでなく、お互いをかなり評価している節もあります。

芸能人のYouTube参入について

まず中田が気になったのは、ラファエルが芸能人のYouTube参入をどう思ってるのかについて。

ラファエルといえば、昨年10月に「カジサック」(登録者数139万人)がYouTubeチャンネルを開設する際、自ら動画制作のノウハウを教えるなど、YouTube参入の手助けをした張本人。
これに対して“物申す系”YouTuberの「シバター」(登録者数105万人)は、梶原のYouTube参入を快く思っておらず、たびたび批判していました。
(関連記事「シバター、カジサックに敗北宣言。二人の応酬の経緯」)

YouTuberの中でも意見の割れるこの話題ですが、参入に肯定的なラファエルは

YouTubeのパイがまだまだ広がる、成長段階なんで、(プロの芸人が来ても)パイの取り合いにならない。
本物のプロが入ってきて、面白い、今までYouTube見てなかった年齢の高い人とかを連れてきてくれるんで(中略)
結果僕のプラスになる

と、芸能人は視聴者も連れてやってくるとして、芸能人のYouTube参入はYouTuberにとって得だとしました。

YouTuberのテレビ参入は無益?

芸能人のYouTube参入が加速する一方で、最近はテレビ出演を果たすYouTuberの数も増えています。
(関連記事「ヒカキン&セイキンが4度目のMステ出演」)

これについてラファエルは、「テレビの特には全くならない」と否定的な見解を示しました。

YouTube上に違法アップロードされるテレビ番組がかなりの再生数を獲得していることに着目し、YouTubeの利点を「スマホで見れるからってだけ」とするラファエル。
それを根拠にYouTuber自身は“客”を持っていないとして、YouTuberのテレビ参入に否定的な意見を示しました。

YouTuberの印象を聞かれるも…?

対談の後半として、中田は「【初コラボ】ラファエル×中田敦彦ガチトーク〜後編〜ヒカキン、はじめしゃちょー、ヒカル、フィッシャーズ、シバター、カジサック…人気YouTuberを語る!」を投稿しました。

同じく多数の登録者を抱える「ヒカキン」(登録者数775万人)や「はじめしゃちょー」(同820万人)の印象を聞かれるラファエルですが、「歌のお兄さんみたい」「スタイルがいい」といった感じで、あまり話が盛り上がらない様子。
ラファエルは「YouTuberにほとんど会ったことない」「そもそもYouTube興味ないんで、僕」とぶっちゃけましたが、中田は逆にYouTubeの外側にいる自分のような人間が話しやすい、とフォローしました。

中田、テレビ業界の未来を語る

この対談の続きとして、ラファエルは「【本音暴露】中田敦彦に今後のテレビと闇を本音で語ってもらいました【ラファエル】」を投稿しました。

前半とは違い、話題はテレビの今後について。
この話題についてラファエルは「(話して)大丈夫ですか?」と中田を心配する様子を見せましたが、当の中田は「一番話したいこと」と積極的な様子。
この動画をラファエルのチャンネルで投稿するという予防線を張ってはいるものの、見ている人が心配するほどのぶっちゃけトークを繰り広げました。

テレビ業界は苦しんでいる

中田は、テレビ業界は「苦しんでいる」と率直に話します。

テレビ業界の人たちも相当苦しんでますよ。
テレビ業界の悩みって今エグイですよ。

その一例として、中田はテレビ業界が推進している「TVer」に触れました。
TVerとは、民放テレビ局で放送されている番組をスマホやパソコンでも視聴できるサイト。
このTVerですが「全局がプッシュしてるかって、そうじゃないんですよ」と、足並みの揃っていない現状を暴露しました。

フジテレビは「フジテレビオンデマンド(FOD)」、日テレさんは「Hulu」があったり、テレ朝さんは「Ameba」やってるでしょ。
そうやって独自でやってるものと連合軍でやるものがあるから、(中略)コンテンツをどれくらいPRする、出す出さない、どれくらいやるか…。
これはねぇ、ギクシャクしてるらしいんすよ。

テレビ局の中でもYouTubeへの対応に差

また中田は、業界ごとにYouTubeとの向き合い方に差があることも明かしています。
積極的な面では、「テレビが本格的に、コンテンツメーカーとしてYouTubeに参入するプロジェクトがある」ことを暴露しました。

一方で、「ナスDが多分もう戻ってこない」という噂も明かしています。
ナスDといえば、YouTubeで「ナスDの大冒険YouTube版」というチャンネルを開設し、登録者数が78万人を超えるなど、かなりの人気となっていました。
しかし、6月29日に「【#50】ナスDの無人島で2泊3日0円生活 MAN vsサメ⑯ サメ肉でピザを作る編/Crazy D’s Survival: Man vs Shark/ Make Shark Meat Pizza」を投稿して以降、3カ月以上動画の投稿が止まっています。
中田は、ナスDはテレビ朝日に無許可でチャンネルを運営していたとも話しており、「戻ってこない」とは、ナスDがYouTubeに戻ってこない、ということを意味しているのでしょう。

プロジェクトを立ち上げるなど積極的な姿勢を見せるテレビ局がある一方で、テレビ朝日はYouTubeへの参入に対して消極的である様子がうかがえます。

YouTubeの到来は「黒船来航」

現在のテレビ業界について中田は、

日本って特殊な国なんですよ。人口で言うと先進国の中で多い方だし、GDPで言うと世界第3位。(中略)
言ったら中のマーケットだけ閉じてたら勝つ。だからテレビとか、芸能事務所とか、音楽業界とかがっちりいってたんですよ。

だけど、Googleさんでしょ。その黒船VSだから。 明治維新すよ!
超鎖国してたのが、ペリー来ちゃってるよ。

と、YouTubeの運営元であるGoogleを黒船に例え、鎖国していたテレビ業界に明治維新の時が訪れているとしました。

実際、YouTubeが音楽業界や芸能業界にもたらした影響は計り知れません。
音楽業界では今年、「日向坂46」(登録者数28万人)らがYouTubeチャンネルを開設しています。
それまでSNSに対して一歩引いた立ち位置をキープしていたジャニーズ事務所でさえ、ここ最近は相次いでチャンネルを開設するようになっています。
(関連記事「『嵐』がYouTubeチャンネルを開設!登録者数は3時間で20万人を突破」)
芸能界からも、「本田翼」(同127万人)や「藤田ニコル」(同57万人)らがデビューしています。
(関連記事「すでに50人以上が参入!2019年にデビューした芸能人YouTuberランキング」)

それまで内部で完結し“鎖国”状態だったテレビ業界にも、変革の波が訪れているようです。