CIAの“組織をダメにするマニュアル”が日本の組織そのままと話題

ゲーム実況やドッキリ動画を投稿している「マックスむらい」(登録者数155万人)が、アメリカ合衆国の情報機関である「CIA」が“組織をダメにする”マニュアルが面白いと紹介しています。

組織をダメにするマニュアルがあるらしい

2019年10月14日、マックスむらいは「こんな人が会社にいたら要注意!組織をダメにするCIAの『サボタージュマニュアル』がヤバすぎる…」を投稿しました。

日本でも怠けるといった意味で「サボる」と言うことがありますが、サボタージュ(sabotage)とはフランス語で“怠業”といった意味の単語です。

1 労働者の争議行為の一つ。労働者が団結して仕事の能率を落とし、使用者側に損害を与えて紛争の解決を迫ること。怠業。サボ。
2 怠けること。(コトバンク

マックスむらいが取り上げた「サボタージュマニュアル」とは第二次世界大戦中、CIAが敵組織の破壊を担う諜報員向けに作った、、いわば「内部から組織を壊すためのマニュアル」。
CIAのウェブサイトにて、実物をスキャンしたものを見ることができます。
(参考:CIA「Timeless Tips for ‘Simple Sabotage’」)

マックスむらいはこのマニュアルについて「組織あるあるみたいで、面白過ぎて」と話しています。
組織を壊すマニュアルが組織あるあるみたいとは、一体どういうことなのでしょうか。

組織の意思決定を遅らせる

このマニュアルでは、組織の意思決定についてこのように指示しています。

意思決定は決まったルートでやらせる。直談判といった近道を許してはならない。
規則を厳格に適用し、何事にも承認のステップを踏ませる。
業務の承認手続きを煩雑にする。一人で承認できることも3人の承認を必須にする。

組織の意思決定を遅らせ、足を引っ張りまくれと言わんばかりのこのマニュアル。
マックスむらいも、組織にこのような人間がいたら「ゾッとします、恐ろしすぎる」と話しました。

その他にも、業務や会議に関して、このように指示されています。

重要ではない業務を完璧に行わせる。
重要でない仕事からやらせる。
重要な仕事ほど、能力の低い人間に任せる。

重要な仕事がたくさんある時に限って会議を行う。
会議中、言葉遣いを徹底的に正させる。
会議中、長いスピーチを頻繁に行う。

上に紹介したものは管理職向けの指示ですが、マニュアルには現場の労働者向けの指示も用意されています。

仕事は非効率に時間をかけて行え。
あえて効率の悪いツールを使え。
指示の意味が理解できなかったふりをして何度も聞き直せ。
道具や機械、設備のせいにして、より高性能な道具を要求しろ。

知らず知らずのうちにマニュアルに従っている

上場企業の取締役として活躍するマックスむらいは、サボタージュマニュアルに従う人間が「50人に2人紛れ込んでるだけでチームが機能しない」と話しました。
一方で、「会議中に長々とスピーチをする」といった項目のように、「耳に痛いことがたくさんある」とも話しています。

視聴者からも、

「あれ?そのダメな組織…典型的な日本の企業じゃあ…。」
「組織と聞いて会社とかの単位を思い浮かべがちだけど、日本って国単位でこのまんまだよね」
「日本の会社って大きい所ほどこれが普通なイメージある…」

と、身近な組織がこのマニュアルに従ってしまっているのでは、と案じるコメントが多数寄せられました。
これはつまり、会社で働く中で、あるいは部活や委員会といった組織に所属する中で、我々も無意識のうちに組織を破壊するマニュアルに従って行動してしまっている、ということなのでしょう。

一方で、マックスむらいも指摘していますが、このサボタージュマニュアルを今度は反面教師としてよりよい組織づくりに生かすこともできそうです。
ここまで読んでヒヤリとした方はぜひ、マニュアルを読んで当てはまっている項目について改善してみてはいかがでしょうか。