社会人×YouTuberの二足のわらじってどんな感じ? 収入、スケジュール全部聞いてみた

YouTubeで動画を投稿すれば、再生回数に応じて広告収入を得ることができるというのは、もはや誰もが知る常識となっています。
トップYouTuberともなれば年収10億円以上といわれています。
(関連記事「UUUMの決算資料でYouTuberの月収計算 フィッシャーズが圧勝【2019年10月版】」)
そこまでいかなくとも小遣い程度なら稼げるのでは、と興味を持っている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回、アパレルの仕事とYouTuberを兼業する「九州タワーズ」(登録者数3.4万人)のダイキさんにお話を伺い、収入や普段の生活についてインタビューしてみました。

ぶっちゃけた話、月にどれくらい稼いでるの?

九州タワーズとは、ダイキさんと「たかお」さんの2人が、それぞれの気になったファッションアイテムやショップを紹介するファッション系のチャンネル。
普段はダイキさんが東京で、たかおさんは大阪でそれぞれ社会人として働く、兼業YouTuberとして活動しています。

そんな2人のチャンネルでは、2日に1本のペースで動画を投稿しており、月の動画の再生回数は平均して約35万回。
月の広告収入は10~15万円ほどとのことです。

専業にするには心もとない額ではあるものの、本業の合間に稼ぐ額としては十分すぎるほどではないでしょうか。

アパレル店員とYouTuberの兼業

社会人として働くかたわら動画の投稿を続ける九州タワーズですが、普段どのようなスケジュールで動いているのでしょうか。
ダイキさんの普段のスケジュールを聞いてみました。

ダイキさんは週に5日、アパレルショップの店員として働いています。
仕事のある日は、12時から19時ごろまでお店で働いた後で、動画の撮影や編集を行っているそうです。
編集が長引くときは夜の12時まで作業することもあり、それでも終わらなかった分は職場でやらせてもらっているとのこと。
「そういった融通がきくところは助かってます」と、職場に感謝する様子も見せました。

また、動画で紹介したいと思えるファッションアイテムを見つけることも、ファッション系YouTuberとして活動するうえで重要な作業。
暇を見つけて、情報収集にもいそしんでいます。

アパレルショップの店員として働いていることから、ブランドの方から直接お話を聞くこともあるようです。
親近感を感じてもらうため、実際にお店に足を運んで話を聞くことは欠かせないとも教えてくれました。
そういった人から聞いた情報をもとに、自分が気になったものをYouTubeの動画にしていると教えてくれました。

働きながら動画を作るのは大変ですが、職場での経験をYouTube活動に生かすことができれば、兼業する際の大きなメリットとなりそうです。

ファッション系YouTuberが誕生するきっかけとは

九州タワーズの2人がファッション系YouTuberを兼業するようになるまでには、さまざまな経緯がありました。

九州タワーズが誕生したのは今から3年前、その名の通り九州で誕生しました。
当時大学生だったダイキさんは、同じく大学に通っていたたかおさんと共に動画の投稿を始めます。
昔からYouTubeで動画を見るのは好きだったというダイキさんですが、昔からファッション系の動画を見ていたわけではないようです。

というのも、2016年当時、ファッション系YouTuberとして名が通った人はほとんどいませんでした。
九州タワーズの2人も、はじめは九州の旅行動画などを投稿し、手探りの状態で活動をしていたようです。

ところがある日のこと、投稿した動画の中で、ファッション系の動画の反応がいいことに気が付きます。
ちょうどその頃は、ファッション系YouTuber「ハズム」(登録者数12万人)が活動を始めた時期でもあり、その“流れ”で九州タワーズはファッションに軸足を置いて活動するようになっていきます。

活動のスタイルが決まるきっかけというのは、思いもよらないところから訪れるものなのかもしれません。

趣味が収入源になる

大学を卒業後、大阪のメーカーに就職したダイキさん。
当時はファッション系YouTuberとして生きていく感覚はなかったのかと聞くと、「なかったですね」と笑って答えてくれました。
YouTubeでの活動はあくまで趣味の延長で、就職した当時は収益化もしておらず、ちょうどInstagramに画像をあげるのと同じ感覚だったようです。

転機が訪れたのは、同じくファッション系YouTuberとして活動するハズムさんから、彼の経営するアパレルショップで働かないかと誘いを受けたときでした。
これを機に、アパレルショップで働きながらYouTuberとしても活動する兼業生活が始まります。
大阪を離れるにあたって不安はなかったのかと聞いたところ「なかったです」ときっぱり答えるダイキさん。
こういう思い切りの良さも、YouTuberとして大事な要素なのかもしれません。

 

YouTuberになってよかったことは?

YouTuberになってよかったことを聞いてみると、ダイキさんは「動画の視聴者が声をかけてくれるようになった」ことをあげました。
自分の紹介したお店に視聴者が足を運んでくれだり、お店で自分に声をかけてくれたりすると、YouTubeをやっていてよかったなと思うそうです。

また、YouTubeの広告収入はすべて服につぎこんでいるというダイキさん。
友人の中には、昼食代を切り詰めて服に充てている高校生のファッション系YouTuberもいるようで、そういった面でYouTubeの収入には助けられているとも教えてくれました。

地方と都会のギャップをなくせ

九州タワーズの、今後の目標は何なのでしょうか。
ダイキさんに聞いたところ、地方への思い入れを話してくれました。

鹿児島県出身のダイキさんは、「地方にいるだけでは知ってる世界が狭いままになってしまう」と話します。
「地方にもファッションに詳しい人はいるものの、東京のファッションオタクとは比べ物にならない」と、実感のこもった口調で教えてくれました。

確かに、都会と地方では街を行く人のファッションに差があるのも事実。東京に行かなければ分からないことも沢山あります。
そういったギャップから「自分が東京にいないことを後悔したときもあった」と、ダイキさんは話します。

しかし時代は変わり、現在の我々にはYouTubeという新たなメディアがあります。
動画さえあれば、地方にいながら東京のファッションのトレンドを感知ることもできます。
そういった時代だからこそ、

自分たちの動画を通じて、地方でも東京とかのファッションを感じてもらって。
それをきっかけにファッションを学びたいと思ったり、それでご飯食べていきたいと思ったり、単純に地方でもファッションを楽しみたいと思う人がもっともっと増えたらいいなって思っています。

と話してくれました。

以上、九州タワーズのダイキさんのインタビューでした。
社会人とYouTuberを兼業する方の雰囲気が、少しでも感じられたでしょうか。
今後もいろんなYouTuberにインタビューしていく予定ですので、楽しみにしていてください。