YouTuberとして生計を立てられるのは何人いる?

YouTuberって何人いるのでしょうか?

ユーチュラには2万以上のチャンネルが掲載されていますが、登録者が100万人を超えるチャンネルがあれば、1人しかいないチャンネルもあります。
仕事としてやっている人もいあれば、趣味でやっている人もいますので、チャンネルを持っていても全てがYouTuberというわけではありません。

生計を立てるには月30万円必要

鈴木ゆゆうた」(登録者数60万人)は2019年10月18日に実施した生配信の中で、

YouTuberって保険もボーナスもないから、月30万円は稼がないとたぶん暮らせない

YouTuberとして生計を立てるには月30万円の広告収入が必要だと語りました。
つまり30万円稼いでいれば名実ともにYouTuberと言えそうです。

ゆゆうたは、30万円稼ぐには、月間の動画再生回数が200万回、最低でも100万回は必要と語りす。

これは1再生になおすと0.15円~0.3円となり、ユーチュラがUUUMの決算資料を元に計算した、0.265円という金額とも符合します。
(関連記事「UUUMの決算資料でYouTuberの月収計算 フィッシャーズが圧勝【2019年10月版】」)

YouTuberは約2000人

では月100万回再生されるYouTuberはいったいどれだけいるのでしょうか?

ユーチュラのランキングに掲載されているYouTubeのチャンネル数は2万230。(2019年9月時点)
このうち月100万回再生されたのは、2385チャンネルです。
企業や歌手などの芸能人、サブチャンネルなどを除くと、実際は2000人(組)程度になりそうです。
(参考:100万前後の再生回数のチャンネル

他の人気の職業と比べてみると・・・

これを他の人気の職業と比べてみると、

・プロ野球選手 914人(2019)
・プロサッカー選手 1903人(2018)
・芸能人 1万1000人(2018)
・弁護士 4万66人(2018)
・医師 31万9480人(2016)

プロサッカー選手と同程度ということになります。

ではYouTuberになるのはどの程度の難易度なのか、日本の全チャンネルに占める専業可能なYouTuberの数を調べてみます。

日本の総チャンネル数についてはデータがないのですが、2018年のデータを元に計算してみると、登録者数10人以上のチャンネルは62万チャンネルと推測できました。

62万分の2000ですので、YouTuberとして生計を立てられるのは全体の0.3%ということなります。
サッカーをしている大学生4年生がプロサッカー選手になれる確率は0.26%だそうですので、これに近い数字です。

もちろんサッカーと比べるとYouTuberの方が技術や体力を身につける期間が短いため、簡単に比較はできませんが、「誰でも稼げる」と言えるほど楽な商売ではなさそうです。

週5本投稿は必要?

ゆゆうたは、YouTuberは

毎日30日、上げ続けてやっとサラリーマンぐらいの収入を得られるんですよ。これ相当キツくないですか?

と語っています。

では毎月何本程度投稿すればよいのでしょうか?

ユーチュラで100万再生を超えている2385チャンネルを調べたところ、
動画公開本数は平均月20.8本
これはほぼ週5日のペースです。

この数字は再生回数が100万未満のチャンネルでは5.6本、
逆に1000万回以上のチャンネルだと38.8本となっています。

再生回数を稼ぐためには動画を量産する必要があると言えそうです。

時間の拘束ではサラリーマンと変わらない

以前、「ヒカキン」(登録者数776万人)は、数分の動画を公開するために6時間かけて編集をすると語っていました。

編集スタイルは十人十色ですが、動画を撮影して編集に6時間かけ、それを週5日続けるということであれば、時間の拘束という点ではサラリーマンと変わりません。

「好きなことを仕事にする」という耳障りのよい響きで、楽に稼げそうなイメージのあるYouTuberですが、実のところは狭き門であるようです。

それでも夢があるYouTuber

しかし、YouTubeには市場の拡大という追い風があります。
サイバーエージェントの調査によると、動画広告市場は2900億円を突破すると予想されています。

ユーチュラで、今年9月に100万再生を超えていたチャンネルは2385でしたが、昨年9月には1527でした。
1年で5割以上も増えており、YouTubeの規模の拡大は実感するところです。

レペゼン地球」(登録者数204万人)のDJ社長は「YouTuberになるには今でも早いぐらい」とし、これからもYouTubeの規模はどんどん大きくなると語っています。
(関連記事「レペゼン地球・DJ社長がロンブー淳と対談。『電通・エイベックスは潰れる』と業界の未来語る」)

楽して稼ぐのは難しそうですが、成功すれば得るものは大きい“YouTubeドリーム”に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

出典

・NumberWeb「2019年プロ野球選手データ大調査。実は全914人の半数以上が投手!
・Yone’s Archive「プロサッカー選手になる為の難易度を計算してみる【男子編】
・日刊ゲンダイ「芸能人はおよそ1万1000人 憧れの存在ではなくなりつつある
・日本弁護士連合会「弁護士数の推移/男女別年齢構成/男女別弁護士数の推移
・厚生労働省「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況
・tubics「How Many YouTube Channels Are There?
・サイバーエージェント「サイバーエージェント、2018年国内動画広告の市場調査を実施