ヒカルがひろゆきの前で見せた意外な素顔
~ギルド設立レセプションレポート(後編)
“バカみたいに笑える”より“インタレスティングな興味”
その中でYouTubeで勝つために
面白いとかバカみたいに笑えるっていう方向性じゃなくて、インタレスティングな興味を引くことをやっていこうって決めて、大人向けにしようと思って。
大人もいつか流れてくるって思ってたんですよね、YouTubeに。
これに対し、ひろゆきは
(子供向けで)再生数増えてるっていうのもわかってるけど、あえてそれを捨てて大人に言ったっていうのは、なんか、戦略として遠くない?
と投げかけます。
ヒカルは、実は何度も子ども向けコンテンツに挑戦していたことを明かし、
これはね、僕の根本的な問題なんですけど、僕ガキが嫌いなんですよ(会場笑)
心の奥底にある悪の遺伝子がそれを邪魔するというか、どうしても毒を吐いちゃうんですよね。
と言い、「仕方なく大人(向け)に来ちゃった」と説明します。
YouTubeが広告配信の仕様を変更したことにより、子供向けのコンテンツを配信しているYouTuberは収入が激減すると言われていますが、結果的にその影響を受けることがなかったヒカル。
(ひろゆき)最初から(子ども向けを)捨ててたから全然問題ないっていうので、相変わらず運いいなと思って
(ヒカル)いやいや、実力ですよ
ここでもヒカル節を炸裂させ、会場を笑いに包みます。
月500万の収入を捨てて日本一をめざす
ヒカルが2016年にゲーム実況をやめて、実写系に転身。
それまでの動画をすべて消して、当時月500万円に上った収入を捨て、ゼロからスタートしたのは「日本一になりたい」という気持ちだけだったそうです。
僕日本一になりたいんですよ。
月に1000万円稼げたらうれしいとかまったくなくて、いちばんじゃないと嫌なんですよ。
ほんとにもう純粋にその気持ちだけで。
0か100か選ばないとダメだと思ったんで、80はいらないから100取りに行く可能性があることしようってのでゲーム実況その場でやめて。
しかし「上には上がいる」と、単独で更に上を目指すのは難しいとも感じているようで
今はもうグループYouTuberとしてやっていこうと思っていて実は
と戦略変更を明かします。
最近ヒカルは、4人での投稿を続けていますが、その背景にはそんな思いがあったようです。
向いていないからこそ努力で補うしかない
高橋氏はヒカルを「ストイックさが半端じゃない」と評し、それは「頭おかしくなるんじゃないか」というほどとのこと。
ヒカル自身も
YouTubeを始めて満足したこと一度もないです
と言い、自分はセンスがなく「向いていないからこそ、っもう努力でそこ補うしかない」と語ります。
ひろゆきが「センスがあるYouTuberは誰か」と投げかけると、ヒカルが名前を挙げたのは「ワタナベマホト」(登録者数259万人)。
何気ないことで3分とか5分の動画を作り出してしまう
と日常生活のちょっとしたことを動画にできるセンスを称賛しました。
一方で、芸能人のYouTube参入については、脅威には感じていないとのこと。
僕ほどYouTubeのこと考えないだろうし、真剣にもなれないと思うんで。
それじゃあ僕には勝てないなって思いますね。
ひろゆきと高橋氏という2人のトークに引き出され、イメージ通りの自信家らしい顔を見せる一方で、自身のさまざまな課題も認め、それを努力で補ってきたことも明かしたヒカル。
“カリスマ”の意外な一面が見えました。
これまで高橋氏がヒカルと向き合う中で見出したノウハウに、ひろゆきのエッセンスが加わったギルドのサービス。
これから何が生まれてくるのか。今後も要注目です。
当日のもようは「ギルドの高橋さん」にて動画が公開されています。
「【ひろゆき対談】2人の出会いは大喧嘩?2人の関係や会社を立ち上げた経緯について【Guild】」
関連リンク
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