中国語圏初の1000万登録を達成したリー・ズーチー
女性の牧歌的な暮らしぶりに中毒者続出

中国語圏内初の登録者数1000万人という快挙を成し遂げた「李子柒(リー・ズーチー)」。
中国語がわからなくても思わず見入ってしまう牧歌的な映像美に、世界中が虜になっています。

一人の少女の丁寧な暮らし

山で栗を拾って釜で炙り、ひまわりの種を煎り、りんご飴を飾り、干し肉を手作りする…時折、つまみ食いをしながらも、一人の少女がせっせと春節用のお菓子を丁寧に作りあげる10分ほどの動画が、なんと5500万再生されています。

一見、よくある田舎ののどかな風景ですが、どこか都会的で洗練されています。そして2020年とは思えない、自然に寄り添う徹底した暮らしぶり。なんでもポチっと手に入ってしまう時代に、ここまで徹底した自給自足の生活を目の当たりにすると最後。もう目が離せないのです。

謎に包まれたリー・ズーチー

彼女のプロフィールを少しご紹介します。
四川省の山奥から中国の伝統的な暮らしを発信するビデオブロガー。1990年生まれという彼女は、幼い頃に両親が離婚。祖父母に育てられ、一時都会に住むも、祖母の介護をするために2012年に田舎に戻ったそう。地元の農作物をECサイトで販売するためのプロモーションとして、動画の撮影をスタートさせたとか。

2016年から中国の伝統文化に寄った映像を作りはじめ、そこでブレイク。2017年8月にYouTubeチャンネルを開設し、世界に進出していくことになります。

生活音がとにかく心地いい

料理動画にしても、基本は収穫シーンから始まります。畑を耕し種をまくところから始めるときもあり、その生活のための作業工程の多さといったら…。(実際に自分がすることを考えると気が遠くなります。)山を歩く音、鍬で土を耕す音、菜っ葉を切る音、肉を炒める音…とひとつ一つ作業の音が気持ちいいので、ASMR的に聞いている人も多いのではないでしょうか。

 

料理だけでなくDIYもお手のもの

ズーチーは料理だけでなく、DIYもお手のもの。こちらの動画は青竹を切り倒して、そこからなんと竹製のソファを1人で作り上げます。

竹を裂いたり、炙って曲げたり…。さらに、オリジナルの刺繍まで施したソファーカバーやクッションまで手縫いで作ってしまいます。
なんでも買って済ませてしまう、私たちの生活には、そんな発想すらありません。ちなみにこの動画は4200万再生されています。

海外からも絶賛、“宮崎駿の世界”との呼び声も

ズーチーの暮らしを通じて、四季のうつろいを感じつつ、クリエイティブな田舎暮らしを体感できるとあって世界中から大反響です。

I feel at peace with myself while watching these videos.(動画を見ていると、安らぎを感じます)

I feel like her entire life was drawn by Miyazaki(彼女の人生は全て宮崎駿に描かれているような気がする)

I like how feminine and strong and disciplined she is.(フェミニンで力強く、規律があるところがいいですね)

派手な効果音も、無駄な編集もなく、とにかく心穏やかに癒してくれる、そんなズーチーの生活。長引くおこもり生活の今、改めて求められているのかもしれません。