関西育ちロシア人YouTuber・ピロシキーズ
日本の「専業主婦」に対しての持論が明快すぎる

生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京…というロシア人男女コンビ、「ピロシキーズ」(登録者数9.8万人)。

日本で女性の社会進出が遅れている背景について、「日本の男尊女卑についてロシア人が思うこと【お蔵入り動画】」を公開。
バリバリの関西弁で語っています。

ロシア系関西人の男女の軽快トークが人気

2018年から活動しているピロシキーズ。2人の経歴を少しご紹介します。
端正な顔立ちのイケメンロシア男子で、関西弁のしゃべりが止まらない小原ブラス。ロシア生まれで、6歳の頃から兵庫県姫路で育ちます。学生の頃にニコ生を初めて人気者に。その後上京して、コラムニスト・タレントとして活動中。ジェンダー的にはグレーゾーンだそう。

相方の中庭アレクサンドラはモスクワで生まれ、10歳の頃に大阪に引っ越し、現在はモデルとして活動しています。事務所が同じだった2人でYouTuberとして活動することに。
お2人の下ネタ混じりの本音トークがクセになります。

日本育ちだからこそわかる文化や価値観の違い

先日、別のロシア人YouTuberの「あしや」(登録者数22万人)が日本の専業主婦について語った動画がプチ炎上(翌日謝罪)したことを受けて、「ピロシキーズの2人はどう思う?」と聞かれたため、この話題をすることに。

大人になってから日本で暮らし始めたあしやとは違って、子どもの頃から日本で育っている2人は、今回の件を日本とロシアの社会的背景を熟知した上で語っています。

ロシアは共働き家庭がほとんど。(その目線で)大学を出てやりたいことがある女性も、主婦をやらざるを得ない環境にある。
それを「日本の専業主婦はかわいそう」と聞こえる、言い回しをしてしまった。
でも、自分で選んでプライドを持って主婦を選んでいる人もいるからコメントが荒れたんだと思う。

今回の動画は1度お蔵入りしたそうですが、無編集でアップすることに。そして「バラエティ要素は一切ありませんので、苦手な方はご視聴を控えた方がいいと思います。最後までみても笑える箇所はありません。」というコメント付き。

ロシアに「専業主婦」のイメージがない?!

YouTube

ソ連が崩壊後も平等主義が根強く、仕事を選ぶときも年齢や性別関係なく、誰もが仕事に就けるのだそう。子ども達を育てる仕組みもでき上がっていて、女性が社会進出するのが当たり前、専業主婦というイメージ自体がないのだそう。

ロシアでは専業主婦というと、セレブの奥様で誰かを雇って家のことも何もしないで、カクテルをずっと飲んでいるようなイメージ。
そもそもロシアでは「専業主婦になりたい」という発想がない。
一方で、日本では専業主婦への憧れもあって、旦那さんを支えるとか子供を育て上げるとか、それもすごく大事。その大前提が違っているのに語るから「ハァ?」って思われるんだと思う。

終身雇用、年功序列がもたらした「専業主婦」

さらに日本とロシア(もしくは欧米)の社会構造が違うなか、比較すること自体に違和感があるというブラス。

欧米と比べると「日本は遅れている」という言い方は違和感あるし、腑に落ちない。
日本と欧米で雇用の形態も歴史も全く違うから比べようがないんだよ。
終身雇用・年功序列には、生活の安定が得られたから、必ずしも悪いシステムではなかったはず。
でも女性の社会進出を目指すには向かない制度だと思う。

欧米は実力主義なので、年齢や性別にかかわらず再就職できるそう。それ故、日本人ほど悲観しないのだとか。

アプローチするなら終身雇用制度をまずは変えることからしないと難しい。安心を取るのか競争を取るのか、日本はもう選ばないといけない。中途半端なのが今の日本の弱みだと思う。

ブラスのキレるコメントに共感の声が

『とくダネ』のコメンテーターを務めることもあるブラス。鋭い視点が好評でコメント欄には

ブラスのソ連時代からの背景の説明ありがたい 価値観の議論は背景の把握が必須

本当に鋭い意見だね。メディアでも単純に欧米に比べて日本の「ここは」とよくダメ出しをするが、その背景の違いとそれによって受けてる恩恵をすぐ無視して論じている。

「女性が意外としっかり働くかもしれんし」と言った直後に「意外とってなんや、意外とってカットして」と言ってて感動。ブラス君の配慮凄すぎる。

今回は真面目に語り尽くしていましたが、「ロシア人女性と絶対に付き合わない方がいい理由」では、ブラスがロシア女性に対して関西弁で吠えまくっているので、こちらもぜひ。