ヒカキンも紹介の美容ローラーは医学的に無意味?美容外科医が斬る

2020年6月16日、「高須幹弥高須クリニック」(登録者24万人)が「コロコロ小顔ローラーは効果ありますか?家庭用美顔器は?」を公開しました。

美顔ローラーに効果はあるの?

高須幹弥は、美容外科「高須クリニック」の創業者「高須克弥」の息子で、現在同クリニック名古屋院の院長を務めています。
このチャンネルでは視聴者から寄せられたさまざまなジャンルの質問に、彼が答えていく動画を投稿しており、今回の質問は

よくモデルさんとかがやってる、小顔にする「コロコロローラー」ってあるじゃないですか。
あれって効果ありますか?

顔の上で転がして小顔にする「美顔ローラー」や「美顔器」に、医学的な効果は本当にあるのか?というものです。

一時的な効果はあるが…

結論から答えるタイプの高須はズバリ

小顔ローラーというのは、一時的に顔のむくみをとって一時的に小顔にする効果っていうのは多少あると思います。(中略)
僕個人の意見としては、小顔ローラーとかコロコロローラーっていうのは医者としておすすめしません
なんでかっていうとやるメリットがないからです。むしろデメリットのほうがたくさんあります。

ローラーによる効果はあくまで一時的なもので、さらにメリットよりデメリットのほうが大きいため医師としては薦めないと回答しました。

人間の体の60%は水分であることから、ローラーで顔の水分を移動させ、むくみをとって小顔になれる効果は確かにあるものの、その効果は長くても半日ほどしか持続しないそう。
そのため、写真を撮る前に写真映えを狙ってサッと使う分には「メリットがある」そうです。

例えば「今から写真撮りたい」「キレイな写真が撮りたい」という場合なんかは、コロコロローラーを急いでやれば、水分が移動して一時的に小顔になりますよと、一番いい状態で写真撮っていい顔を残すことができますよ

シミ、シワやたるみの原因にも

一方、デメリットはいくつかあり、1つが色素沈着など顔に現れるシミ。

コロコロローラーって、慢性的に皮膚の表面を刺激することになるので、人間の皮膚って常に刺激していると、「メラノサイト」というメラニン色素を産生する細胞からメラニン色素が皮膚の表面まで産生されて浮き出てきて「色素沈着」というのを起こして顔が黒ずんでしまうわけですね。

2つ目が顔のシワやたるみ。

皮膚の表面を慢性的に物理的にゴシゴシ刺激したりグイグイやると、皮膚のコラーゲン線維が破壊されたり、あるいは靭帯などの支持組織が破壊されて、シワとかたるみの原因になります。

以上の理由から、高須は美顔ローラーの使用をお薦めしないそうです。

医学的なエビデンスがない

高須はいち美容外科医として、クリニックで使われる医療機器にはその効果に「医学的なエビデンス」があると話しました。

例えばサーマクールとかハイフとかやれば、やったところの組織は熱エネルギーで焼けて、そこにコラーゲンの繊維ができますよと、皮膚のハリが出ますよとか。
あるいはフォトフェイシャルを当てたところのシミは薄くなってきますよって、そういう医学的なエビデンスを示すデータっていうのがあるんです

対して、美顔ローラーをはじめとした家庭用の美顔器には「はっきりとしたエビデンスがない」とし、あくまで「ローリスクノーリターン」な商品であると話しました。

また、消費者はそういった商品をインフルエンサーを通じて認知するとし、あくまで効果に裏付けがないと念を押して動画終えました。

モデルさんとか特にやってるんですけど、インフルエンサーとかステルスマーケット、ステマですよね、ああいうのに若い女の子なんかが騙されちゃって買って、「モデルの誰々ちゃんがやってるんだからを私たちもやろう」って軽いノリでやってやってるって言うのが多いんですけど、まあ実際にははっきりとしたエビデンスはない

「美顔ローラーは効果なし」は業界共通?

6月16日、美容外科医「ドラゴン細井」(登録者4910人)がツイッターを更新。
ヒカキン」(登録者852万人)が以前投稿した美顔ローラーを紹介する動画に対し「こんなの医学的にどう考えても効くわけない」と苦言を呈しています。
美容のプロたちの美顔ローラーに対する見解は共通しているのかもしれません。