配信停止のフォートナイト、「1984」パロディでAppleを痛烈批判。
訴訟発表も賛否

2020年8月14日、バトルロイヤルゲーム『Fortnite(フォートナイト)』が、Apple StoreとGoogle Playから削除されたことが明らかになりました。
これを受け、プレイヤーの間で波紋が広がっています。

「規約違反」で削除される

8月13日、フォートナイトを運営するEpic Gamesは、従来と比較して“最大20%の割引”“新価格”をうたった独自の課金システム「EPIC ディレクトペイメント」を発表しました。


これまでApple StoreやGoogle Playといったプラットフォームが課していた30%の手数料を“回避”することで、大幅な割引を実現したようです。

デベロッパはアプリケーション内課金の売上の70%を受け取り、Appleは30%を手数料として徴収します。(Apple Store

Google Play で提供するアプリやアプリ内アイテムの場合、サービス手数料はアプリやアイテムの価格の 30% となります。支払い総額の 70% をデベロッパーが受け取り、残りの 30% は配信パートナーへの配当金および手数料として処理されます。(Google

これに対してApple及びGoogleは、「規約違反」を理由にストア上からフォートナイトを削除。
iPhoneなどで同ゲームのインストール及びアップデートができない状況が続いており、プレイヤーから困惑の声が上がっています。

削除に即時抗議

Apple Store上からフォートナイトが削除された13日、Epic GamesはAppleのこの対応が独占禁止法に違反しているとして、カリフォルニアの連邦地方裁判所に訴訟を起こしたことを発表しました。


またYouTube上では13日、フォートナイトの公式チャンネルにて動画「Nineteen Eighty-Fortnite – #FreeFortnite」を公開。

1984年にAppleがIBMの業界支配に一石を投じるべく公開した伝説のCM「1984」をパロディし、

Join the fight to stop 2020 from becoming “1984”.
(2020年を「1984」にしないための闘いに参加してください。)

と、今度はAppleによる“支配”を批判するメッセージを発信しました。
こちらの動画は8月14日16時時点で既に130万回以上再生されるなど大きな話題となっています。

プレイヤーの間で波紋

日本国内でも多数のユーザーがプレイしている人気ゲームだけあって、フォートナイトをめぐる動向には大きな注目が集まっています。

ゲーム実況者「KUN」(登録者数113万人)は14日に投稿した動画の中で、Epicの新たな課金システムに賛同するコメントを発表。

俺の考えは(中略)Appleじゃなくて、フォートナイト、Epicが儲かってくれたほうがいいに決まってる。

こっち(プレイヤー)からすれば、Apple税(手数料)なくなってくれたほうが得。

一方で、ゲーム情報サイト「GameWith」(登録者数9.0万人)に所属する「むじょる」(同18万人)は、Epic Gamesの主張を痛烈に風刺しています。

国内でもさまざまな声が上がっている、今回のEpic Gamesとフォートナイトの騒動。
果たして今後、どのような裁判結果がもたらされるのでしょうか。