スーツ、JRに100万円払って自分専用列車を走らせる
2020年9月19日、「スーツ」(登録者数55万人)が、「【運賃100万】JRに頼んで自分専用の列車を走らせてもらいました!」を投稿しました。
100万円で列車を貸し切り
スーツが自分専用列車として走らせるのは、引退予定のJR九州の「キハ66・67系形」。
「これを使ってなにか最後に面白いことができないか」と考えたスーツは、JR九州の協力のもと、この企画を実現させたそうです。
旅のルートは長崎駅をスタートし、有明海沿いに長崎本線で鳥栖へ。
さらに、鹿児島本線で原田まで進み、筑豊本線を経由し、九州北端の門司港まで北上します。
ちなみに、キハ66・67形は現在長崎県を走っている列車ですが、元々は筑豊本線が生まれの地であり、今回のルートは“里帰り”ということになります。
帰りは、別ルートも楽しみながら夜行列車として長崎に帰ってくるルートで運行します。
スーツによると往復の運賃は、100万円ほどとのこと。
乗車するのは、運転手とスーツ、知り合いの数人のみ。
なんとも贅沢な鉄道旅行です。

窓を開け、風を感じる旅
スーツたちは、電車の左右の全て開け、列車の旅を肌で感じることに。
全然に周りの人に気を使わないで、こうやって車内の右へ左へ行って外からの風を浴びながらの旅。これがいいね。
と、子供のようにはしゃぎます。
また、トンネルに差し掛かると、
列車の中にトンネルの香りが入ってくる。
何だこれは、こんなの経験したことないわ。
と、感動を見せる場面も。

長崎県の諫早駅に到着したスーツ一行。
キハ66・67形は旧長崎本線(大村線・佐世保線)しか普段は通らないものの、スーツの要望で新長崎本線(有明線)を運行することに。
これも、貸し切りの醍醐味と言えるでしょう。
途中、急停止のトラブルに見舞われながらも、雲仙岳や諫早湾などの景色を眺めたり、座席の紹介をしながら優雅に貸し切り旅を楽しみました。
「非常に感動しています。本当に凄い!」
その後も、スーツの軽快なトークとともに列車は順調に走り、目的地の門司港に到着。
前半だけで1時間49分にのぼる動画ですが、まるで一緒に旅をしたように感じる、見ごたえのある動画となっています。
コメント欄では、
元は普通の大学生が、動画だけではなく会社を設立し、本を出し、番組に出、そして貸切列車を出すまで成長なされたことに、非常に感動しています。本当に凄い!
楽しむスーツ氏。見て楽しむ視聴者。更に、このご時世に臨時収入を得たJR九州。winwinにもう一つwin。3winですね。
そこら辺の大物YouTuberの大金使う企画よりも凄いことしてる感があるな
と、スーツの企画に高い評価が集まっています。
後編の復路では、夜行列車の旅が公開されるようです。