タケシ弁護士、
山口達也容疑者について「懲役刑を求刑される可能性はある」と語る
「タケシ弁護士」(登録者数5.7万人)が、22日に酒気帯び運転で現行犯逮捕された元TOKIO・山口達也容疑者について言及。懲役刑を求刑される可能性について語りました。
飲んだ量によって処分は変わってくる
タケシ弁護士こと岡野武志氏。
刑事事件の専門弁護士として10年以上、多くの事案を担当しており、メディア出演のほか、同氏のホームページによれば『相棒season13』(テレビ朝日系)や『絶対零度~未解決事件特命捜査~』(フジテレビ系)といったドラマでも法律監修を務めてきた人物です。
彼は動画の冒頭、
酒気帯び0.7ミリグラム。これをキーワードに考察していきたい
と同容疑者が摂取したとされるアルコール分について述べ、解説をスタートさせます。
まずは報道されていることを一通り説明。
山口容疑者は22日9時半ごろ、東京・練馬区で友人宅へバイクで向かっていたところ、信号待ちをしていた車の後ろにバイクごと衝突。
駆けつけた警察は同容疑者の様子がおかしかったことからアルコールの呼気検査を行ったところ、呼気1リットルあたりにつき0,7ミリグラムのアルコールが検出されたとのことです。
ここまで事件をおさらいした上でタケシ弁護士は、「酒気帯び運転」とはそもそもどういうことなのかについて、
酒気帯び運転に当たるのは、「0.15ミリグラム以上」と定められている(中略)この場合だと「免許停止」になります。
と語り、さらに
「0.25ミリグラム以上」のアルコールが検出された場合には(中略)「免許取り消し」という、より重い行政処分を受けることになります。
と、摂取したアルコール濃度によって処分の重さが変わってくると述べました。
アルコール「0.7ミリグラム」の意味
そして同弁護士は、山口容疑者が飲んだ0.7ミリグラムについて、
基準値の0.15ミリグラムに比べると4~5倍という、とてつもない量。
(中略)ビールに例えると、ロング缶のビールを7杯程度飲んだ時に検出されるアルコール濃度と言われています。
と語っています。
「悪質性が高い」
そしてタケシ弁護士は、
捜査機関から見るとかなり悪質性が高い酒気帯び運転ということでとらえられてしまいます。
だからこそ逮捕もされたし、警視庁に移送されたのでは。
と推測。またタケシ弁護士は
「前科がない限り、いきなり刑務所はない」としながらも、
仮に前科がなかったとしても、懲役刑を求刑される可能性はある。
朝の9時半に0.7ミリグラムのお酒が入った状態でバイクを運転してるって、一番悪いぐらいの酒気帯び運転。
かつ物損事故も起こしているので公判請求され懲役刑を求刑される可能性がある
という見方を示し、
もちろん罰金で終わる可能性もありますが、今回の事件の動きを見ていると、刑事裁判はありうるかな
と示唆していました。