VAZ、新経営体制で「IPO目指す」
2ちゃん創設者ひろゆきは懐疑的

ひろゆきが言及。VAZの方針に懐疑的

VAZがIPOを目標としたことについて、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者である「ひろゆき」(登録者数26万人)はツイッターで言及、上場は「クリエイターの売り上げをガンガン奪って俺たちの金にしますよ」という意味だと、懐疑的な見解を示しました。

VAZが事業の中核に据えるとしているのが「プロダクション事業」です。
この事業モデルでは、クリエイターは事務所に所属してマネージメントを受けながら、収益は一定の割合で事務所とクリエイターで分配するのが一般的。

“プロダクション型”ではなく“エージェント型”でクリエイターをサポートする会社「ギルド」の経営に関わっているひろゆきは、プロダクション型でのサービスが限界に来ているとの考えを持っているようです。
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YouTuber事務所の上場は良いのか悪いのか?

YouTuber事務所最大手で、上場企業でもある「UUUM」はプロダクション型の事務所として知られていますが、昨年来「木下ゆうか」(登録者数551万人)、「すしらーめんりく」(同531万人)、「関根理紗」(同139万人)、「エミリン」(同135万人)を始めとする人気クリエイターの退所が相次いでいます。

クリエイターの脱退が相次ぐ理由には、“プロダクション型”のビジネスモデルの限界を指摘する声はもちろん、上場の影響を挙げる声もあります。
UUUM所属の「おるたなChannel」(登録者数243万人)は、「株主からの圧力」のため、収益構造が変えづらいと推測。
昨年12月にUUUMからの退所を報告した元カリスマブラザーズの「JJコンビ」(同24万人)は、上場以降の「スピード感のなさ」を課題に挙げています。

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VAZ脱退者が多いのは株を配らなかったから?

ひろゆきは、VAZからトップクリエイターが抜けたのは「クリエイターにそれなりの額の株(ストックオプション)を分配ってのをやらなかった」のが理由だとツイートしています。

ひろゆきの言うように、UUUMは上場による新規株式公開前、事務所設立初期から所属するYouTuberや社員にストックオプションを付与していました。
実際、UUUMの決算報告書には主要株主として「ヒカキン」(登録者数878万人)や「はじめしゃちょー」(902万人)の本名が挙げられています。

ちなみに、JJコンビはUUUMに比較的早い時期から所属していましたが、同時期に働いていた社員がストックオプションを付与される一方で、自分たちは「お願いしても貰えなかった」として、社員との間にあった待遇の差に不満があったことを吐露しています。
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新体制を発表したVAZが果たして復活できるのか、今後の動向に注目です。

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