マコなり社長、誹謗中傷に「法的措置」表明
ビジネス系YouTuberの「マコなり社長」(登録者89万人)がツイッターで、株式会社divやマコなり社長自身に対する誹謗中傷に「法的措置を取る」と表明しました。
マコなり社長、新サービス開始するも批判相次ぐ
マコなり社長は、短期集中型プログラミングスクール「TECH::CAMP(テックキャンプ)」を運営する株式会社divの代表取締役。
YouTubeでは、自身の体験をもとに悩める学生や社会人にアドバイスを送っており、ビジネス系YouTuberのなかではトップクラスの人気を誇ります。
そんなマコなり社長は1月4日、「私の人生の集大成」と語る新サービス「UNCOMMON(アンコモン)」を発表。
1カ月集中のオンラインビジネストレーニングプログラムで、価格は税別15万8000円となっています。
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しかし、この新サービスに対し「よくある情報商材」「高額すぎる」などの批判が殺到。
多くのビジネス系・エンジニア系YouTuberがこの問題を取り上げ、サービス開始前から炎上する事態となりました。
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divの経営状態が危うい?決算書に言及するYouTuber急増
さらに、ツイッター上でdivの決算公告を投稿する人物が出現。
貸借対照表の赤字1.6億円、負債18億円という数字を根拠に、経営状況の危うさを指摘しました。
著名ブロガーの「山本一郎」(登録者数3.3万人)も、1月12日にツイッターでdivの決算について言及。
「これもう死ぬやつやろなあとしか思わん」とコメントしました。
マコなり社長っての、私あまり詳しく知らなくて、なんかやらかしてるらしいと見物に行っただけなんですけど、官報に出てる19年の売上返金引当金が300万しかないのに16年から調達資本が3億、累積損失5億で当期損失1.5億、おまけに10億の名義減資(赤字対策)とかこれもう死ぬやつやろなあとしか思わん。
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@Ichiro_leadoff) January 12, 2021
一方、マコなり社長ともコラボ経験がある投資家YouTuber「もふもふ不動産」(登録者数27万人)や、マコなり社長と同じくプログラミングスクールを展開する「迫佑樹」(同2.1万人)は、ベンチャー企業としては赤字は至って普通の状況であるとの見解を示しています。
「2ちゃんねる」創設者の「ひろゆき」(登録者数39万人)も、赤字は当たり前としつつ、
バランスシート(貸借対照表)だけを見てうまくいってるかどうかを判断するっていうのは筋違いだと思います
と話しています。
1月12日、divのCFO(最高財務責任者)・石原圭氏は、自身のツイッターで「経営に特段問題ありません」と述べています。
マコなり社長の会社のCFOです。
弊社決算公告を誤解されている方がいるので補足させて頂きます。・赤字は前年比2.5倍の売上成長に伴う先行投資
・上記決算後の2020年3月に16.8億の資金調達済み
・減資は税負担や監査コスト削減を目的とするもの結論、経営に特段問題ありません。
以下続きます。— 石原圭|会計士GTR (@CPAGTR) January 12, 2021
マコなり社長、誹謗中傷に対し「法的措置を取る」
divの経営状態やアンコモンへの疑問の声がやまない中、マコなり社長は1月17日にツイッターを更新。
YouTube、SNS等の一部で弊社及び私個人に対する誹謗中傷がみられます。
弁護士とも相談し、名誉毀損や侮辱行為等の事実が確認できたものに対して法的措置を取ることを決めました。
まずは今週、2名の人物に対して具体的に対応する予定です。
今後も、事実無根の誹謗中傷に対しては適切に対処します。— マコなり社長(新サービスUNCOMMON開始!) (@mako_yukinari) January 17, 2021
と、弁護士との協議のもと、「名誉毀損や侮辱行為等の事実が確認できた」誹謗中傷に対し「法的措置を取る」と表明しました。
「まずは今週、2名の人物に対して具体的に対応する予定」とのこと。
今週、弁護士同席のうえで動画もあげる予定です。 詳細はそちらをごらんください。
としています。