生配信中にウォッカ1.5Lを飲み死亡
ロシアで社会問題の「スラッシュ・ストリーミング」とは

2021年2月4日、アメリカの大手WEBメディア「INSIDER」が、ロシアでライブストリーミング中に、金銭と引き換えに1.5リットルのウォッカを飲み干し、死亡した男性の事件を報じました。
政治も動き出し、こういった金銭目的で危険かつ、暴力的な行為を行う「スラッシュ・ストリーミング」に警鐘を鳴らしています。

お金と引き換えに大量のウォッカを飲ませる

ロシア人YouTuberのチャンネルで、ホームレスの60歳男性が1.5リットルのウォッカを飲み、配信中に倒れて死亡。ロシアメディアは、150人の視聴者が恐怖の瞬間を見ていたと伝えています。

このYouTuberは、これまでもホームレスの人々にウォッカやチリソースなどを飲ませる代わりにお金を提供しており、死亡した男性は、以前にもこのチャンネルに出演していたことがあったそうです。

Insider

社会問題化しているスラッシュ・ストリーミングとは

ロシアでは大勢の視聴者が配信を見ながら、暴力的で危険かつ、屈辱的な行為と引き換えにお金を提供する「Slash Streaming(スラッシュ・ストリーミング)が人気コンテンツとなっています。
価値もない、卑劣な行為から「Trash Streaming(トラッシュ=ごみ・ストリーミング)」とも呼ばれています。

このジャンルの生配信が事件・事故につながるケースが続いていて、12月にはストリーマーの「SrarsReeflay(スタス・リーフレイ)」が「交際相手に虐待すれば1000ドル払う」という視聴者からの提案に合意した後、下着姿のまま氷点下の外に出し、低体温症で死亡させ逮捕されました。
(参考記事:「YouTuber、生配信中に妊娠中の交際相手を死亡させる。下着姿で氷点下の屋外に追い出し_ロシア」

取り締まるための法律の動きも

ロシアの上院議員・Alexey Pushkov(アレクセイ・プシュコフ)はこのスラッシュ・ストリーミングについてツイッターで非難しています。

「ホームレスの男性がスラッシュストリーム中に亡くなりました。彼はいじめられ、殴打され…、インターネットスカム(詐欺師)たちはその様子を見るためにこのブロガーにお金を払っているのです。これを禁止する法律を作る必要性があることは言うまでもありません。」


これらのストリーミングを違法にするために、ロシア連邦院は動き出しているとのことです。

参考
INSIDER:https://www.insider.com/russian-man-dies-death-thrash-stream-livestream-drinking-vodka-2021-2
INDEPENDENT:https://www.independent.co.uk/news/world/asia/russian-youtube-livestream-vodka-death-b1797709.html