ゆきりぬが伝えたかった「ピルを飲みはじめた」理由とは

2019年3月24日、「ゆきりぬ」(登録者数99万人)が動画「ピルを飲み始めました。」を公開し、翌日には急上昇ランキングにも浮上するなど大きな話題となっています。ゆきりぬが動画にしてまで伝えたかった理由とは、いったい何だったのでしょうか?

そもそも「ピル」とは?

そもそも「ピル」とはどういうものなのでしょうか。生理用品などを販売している「ユニ・チャーム」によると、

「ピルは避妊のためのクスリ」と思われていますが、それだけではありません。生理痛(月経痛)や生理不順(月経不順)などの治療にも使われているのです。(中略)

ピルを飲むと、自然な状態のときよりも女性ホルモンの量の変動が少なくなり、血中のホルモン量が安定した状態が続きます。
その結果、女性ホルモンの急激な変化によって自律神経が乱れて起こる生理前症候群(PMS)が緩和されます。精神的にも肉体的にも安定し、イライラなどの不快症状がやわらぐのです。(中略)

そのほか、卵巣のう腫や乳腺症などの予防、貧血やニキビなどの改善にも効果があります。(ユニ・チャーム「ピルを試してみたい。でもちょっと不安…」)

とあり、一般的に認知されているような避妊を目的とした使い方のほかにも、ホルモンバランスを安定させたり、病気の予防などにも使われているようです。

今回の動画は、ゆきりぬが実際に服用した経験をもとに、ピルについて解説する内容となっています。

YouTube

あまり知られていない、ピルの服用メリットとデメリット

最近YouTuberとしての活動の機会が増えてきたこともあり、ストレスのせいか、半年前から生理が重くなってきていたことを明かすゆきりぬ。動画の制作にも支障をきたしはじめたことをきっかけに、ピルの服用を始めたようです。

実際にピルを服用したゆきりぬは、自身の感じたメリットとして

・生理特有の症状が改善されたこと。(月経前のイライラ、精神不安定、重度の腹痛と出血など)
・原因不明の肌荒れの改善

をあげました。併せて、以下のようなデメリットやリスクについても言及しています。

・歴史が浅いため、まだ知られていなよう副作用や病気が発症する可能性がある
・血栓症(血管のなかに血のかたまりができる症状)になりやすくなる
・服用をはじめて1,2か月は、人によってはつらい症状が出る可能性がある(吐き気、頭痛、腹痛、不正出血など)

動画の最後にゆきりぬは、個人の意見としたうえで、ピルの服用について

私としては、悩んでいた生理時の体&精神的な負担が解消されました。(中略)
もし悩んでいる方がいたら使って欲しいなって思うんです。

と話しました。

動画が「勉強になった」と多くのコメント、高評価が相次ぐ

この動画は公開の翌日には36万回再生され、高評価が8500を超えました。ゆきりぬは動画を「女の子向け」としたものの、男女問わず多くの視聴者から「勉強になった」とコメント、高評価が寄せられています。

「私も生理で意識飛んだこともあるくらい重くてロキソニンも効かない時があったから病院行ったらピル飲む?って言われたけど当時高1くらいで怖くてやめちゃった、、、もう一度考え直してみようかなと思いました、、」
「ピルにそんな効果があるなんて初めて知りました。もっとこれが世の中に知られてピル=タブーみたいな風潮が無くなると良いなぁ…。」
「男子でも参考になりました。女の子は大変ですね」
「男子だけれども、学校でここまで詳しく教えてくれないから嬉しいし、女性への接し方の参考にもなるからありがたい。」

世界的に見ると、日本はピルの普及率が非常に低い国の1つに数えられます。各国のピルの普及率について、2015年の国連の統計(Trends in Contraceptive Use Worldwide 2015)によると、日本が1.1%なのに対し、アメリカ16.0%、フランス39.5%、ドイツ37.4%となっています。