ついにトップ交代!世界一の登録者数を誇るピューディパイが敗北宣言

2019年3月、YouTubeチャンネルの中で世界1位の登録者数を誇る「PewDiePie(ピューディパイ)」が、「T-Series(Tシリーズ)」によってついにその座を奪われました。

2019年3月31日にピューディパイが投稿した「Congratulation」では、ピューディパイとTシリーズのチャンネル登録者数を比べて、彼のチャンネルが「追う立場」であることを認め、陽気な音楽とダンスと共にTシリーズを祝福しています。

 
Tシリーズがピューディパイを追い越したのは今回が初めてではありませんが、これまでは「8分間」「2時間」など、ごく短時間のトップ交代に過ぎませんでした。
(関連記事「ピューディパイ、登録者数世界一から転落。ただし8分間。」)

今回については、トップ交代を印象付けるには十分な期間だったといえそうです。
Tシリーズは「インドを誇りに思う」という文言と共に、世界最大のチャンネルとなったことをファンに感謝しました。
 

Tシリーズが成長を続けられる理由とは

Tシリーズは、複数の要因によって成長を続けてきました。

1つは、Tシリーズの活動拠点であるインドでは、月に2.5億のユーザーがYouTubeを利用していること。世界全体では19億人ともいわれているYouTubeユーザー、日本では6200万人ということを考えると、その規模の大きさは一目瞭然です。加えてTシリーズは、映画「バーフバリ」などで注目を集める「ボリウッド」(インドの映画興行の総称)についての情報源として使われることも多く、その分野で確固たる地位を確立しています。

また、ピューディパイを運営するKjellbergは個人ですが、Tシリーズは大企業であることも、両者の絶対的な差の1つです。
 

ピューディパイのイメージを暗くする過激なファン

昨年8月、ピューディパイの支持者が団結。
「Subscribe to PewDiePie」というフレーズが浸透し、多くの著名人が彼の活動を広告しました。
大規模なプラットフォームを持たない人々も、街頭やウェブを利用してポスターを掲げるなどして、情報を発信し続けました。

しかし、過激なファンの存在によって、ピューディパイのイメージは悪化していきます。

2018年11月、とあるグループが、チャンネル登録を呼びかけるために計13万台ものプリンター、つづいてスマートTVをハッキングするという事件が起こります。また12月には、別のグループがWallStreeetJournalのWebサイトをハッキングしました。

中でも最悪と言われるのが、ニュージーランドで起きた事件。2019年3月、銃を持った人物がクライストチャーチのモスクを襲撃し100名もの死傷者が出たこの事件でも、犯人は襲撃前に「ピューディパイのチャンネルを登録する」と宣言していました。

Kjellbergは当事者として、これらの破壊行為を非難しています。また現在、このフレーズは拡散をやめるよう促されています。
 

今後のトップ争いはいかに

4月1日16時現在、ピューディパイのチャンネル登録者数は92,100,025人、対するTシリーズは 92,121,482人となっており、Tシリーズがトップの座を維持しています。2月下旬から3月にかけて7回の逆転があった両者ですが、今後このトップ争いはどうなるのでしょうか。

(参考記事Polygon「PewDiePie officially loses YouTube’s top spot to T-Series」)

2019年4月3日追記
ピューディパイが再度Tシリーズを逆転しました。
終わるかに見えたトップ争いはまだまだ続きそうです。