YouTube、ノートルダム大聖堂の火災動画に9.11テロのリンクを張り批判受ける

パリ中心部にある世界遺産、ノートルダム大聖堂で火災が発生しました。

ノートルダム大聖堂で15日午後7時ごろ(現地時間)、火災が発生し、教会の尖塔(せんとう)などが燃え落ちるなどの甚大な被害が出た。仏メディアによると、当時は大規模な改修工事が行われており、その足場付近から出火した可能性があるという。
朝日新聞デジタル

 

動画に9.11関連のリンクを表示

火災発生後、すぐにニュースメディアがYouTubeでライブ配信を開始。
その動画に対し、YouTubeは9.11米同時多発テロに関する情報と参考ページとしてブリタニカ百科事典へのリンクを表示しました。


 

「テロと誤解させる」と批判

これは、YouTubeのアルゴリズムがノートルダム大聖堂の火災を、9.11の映像と誤認識してリンクを表示した可能性があるようです。
リンクは数分で削除されたものの、世界から注目される出来事だけにツイッターなどで多くの視聴者がこの件について言及。
火災がテロであったように誤解されかねないとして批判を浴びています。
 

リンク掲出機能は虚偽動画への対策だった

2018年から、YouTubeは不適切な動画や虚偽動画への対策として、動画にWikipediaなどのリンクを掲出する機能を追加しています。

(スーザン・ウォジスキCEOは)「陰謀論に関連するような動画には、関連情報としてWikipediaの情報ユニットを表示する」と語った。(中略)陰謀論動画の例として、アポロ11号の月面着陸はなかったかもしれないという動画やケム・トレイルについての動画を挙げた。「視聴者は(陰謀論の)動画を視聴できるが、同時に追加情報にもアクセスできる」(ITmedia

ここでいう“陰謀論動画”とは、有名な出来事の裏に一般市民には隠されている真実があるというテーマで製作された動画のこと。「アポロ11号の月面着陸は嘘だった」という動画もその一つの例です。

こうした偏った視点で作られた動画に対してWikipediaの情報を提供することで、視聴者がその真偽を自身で判断できるようにと追加された機能だそうです。

今回はYouTubeのそんな思いが裏目に出た格好となりました。

 

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