注目集まる不登校YouTuber、今度はテレビ出演を果たす

地元新聞やニュースサイトに取り上げられたことをきっかけに、日に日に知名度を上げている「少年革命家ゆたぼんチャンネル」(登録者数2.8万人)。
今月はじめは2000人前後だったチャンネル登録者数も、15日には3万人近くまで増えています。そして今日、ゆたぼんの活動はテレビの情報番組でも取り上げられました。
 

ゆたぼんに直撃インタビュー

まずゆたぼんの活動を取り上げたのは、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系列)。番組は、リポーターの阿部祐二氏がゆたぼんの家に赴いて直撃インタビューを敢行、ゆたぼんがそれに答えていくという形で進められました。

インタビュー序盤、学校は気になる?という問いに対してゆたぼんは

行きたいときだけやから。図工とか給食の時とか、あとは遠足。
(友達は)自由やな―っていう

と答えました。このあたりに関しては、以前からYouTubeに投稿している動画と同様の答えとなっています。

リポーターに中学校について聞かれたときには、

中学校は行かんでええと思う。
おれが勉強したいときに勉強するから

と発言。
中学生になっても登校するつもりはないというゆたぼんの考えは変わらないようです。
また、勉強について聞かれると

勉強は書くことだけが勉強じゃないから。こうやって(リポーターと)話をするのも勉強やから

との勉強観を披露しました。一方で、気になる自宅学習の様子については言及しませんでした。
 

両親の考えは

ゆたぼんの自宅を直撃してのリポートだったこともあり、番組では両親にも話を聞いています。ゆたぼんの活動に対して、父親の中村幸也氏は

僕が、ゆたぼんの活動を見て学ぶことも結構多くて、利口だなって思う部分もいっぱいある
子どものなぜっていうのを大事にしてて、好奇心から学びにつながっていくので。(中略)
本人がなぜって思うことが出てきて、それに対してストップをかけないで、なぜを追求させてあげるふうには育ててきたので。

と、ゆたぼんの活動に理解を示し、応援すると話しました。一方で母親のきよみさんは

大阪にいたときは不安の方が大きくて。むりやり(学校に)いかせてしまってはこの子は壊れるんじゃないかという不安。
でも、どうしても私の方も、最初から不登校でいいよっていうのは絶対なかったんですよ。
ゆたぼんは病気が多く、体が弱くて。ゆたぼんさえ元気で生きてくれたらそれでいいなって思った感じ。それが一番です。

と、学校にいくことよりもまずゆたぼん自身の健康を尊重している、と話しました。

批判の意見は「スルー」

これまでにも、「PDRさん」(登録者数102万人)や「シバター」(同100万人)、「スーツ」(同15万人)らモノ申す系YouTuberがこぞって批判動画を公開するなど、ゆたぼんの活動には反対意見もまた、数多くよせられています。

(関連記事:「不登校YouTuberゆたぼんは新時代の主役か、それともただのロボットか」)

番組でも「ネットでは、不登校YouTuberゆたぼんの活動を疑問視する声が大きい」と紹介していましたが、当のゆたぼんは批判意見に対して

全く気にならない
(批判の意見は見たことある?という問いに対して)ううん、全然。スルーする

と話すなど、大人さながらのスルースキルを見せる場面もありました。
 

ゆたぼんの活動から「学ぶことがある」

リポーターを務めた阿部祐二氏は、今回の取材を行って、

僕自身、学ぶことがあるんです。(中略)
言われたことに対する疑問符っていうのは、なかなか素直に言えない世の中じゃないですか。それを彼は言うわけですよ。これは僕はすごいと思います。

とコメント。ゆたぼんの活動に一目置く様子を見せました。コメンテーターの宮崎哲弥氏も、

時代の流れがあるわけですよ。
どういう経路を通してでも、社会に出て自立して、自分で食っていくようになればいいんでしょ。(中略)
それを考えると、こういう生き方もありなんじゃないかなと。

との意見を披露しています。一方で、ハリセンボンの近藤春菜はゆたぼんの活動から、

ゆたぼん君のYouTubeを見て、学校通うって何なんだろうって考えたんですけど
義務教育を受ける年齢って、自分が何なのかもわかんない時期だと思うんですよね。それを、自分が何なのかを探っていくのが、1つ、学校っていうのがあるなって思って。
義務教育を通して(自分のことが)分かっていって、そして高校で、自分を決めていくと思うんですね。
だから私はなるべく学校行った方がいいのかなって思ったんです。

との考えを話しました。

このように、さまざまな意見がみられたものの、スッキリではおおむね肯定的な立場でゆたぼんの活動が紹介されました。
 

バイキングでもゆたぼんを報道

続いて、昼の情報番組「バイキング」(フジテレビ系列)でも、ゆたぼんが取り上げられました。

番組では、ゆたぼんの活動に対しての意見を「肯定派」「否定派」との2つに分けて紹介したうえで、番組のゲストに意見を求めました。

タレント・エッセイストの安藤和津氏はゆたぼんの活動について、

私自身が不登校になったことがあって、不登校から立ち直って、学校に行ったことを今、自分でとってもよかったと思ってる。(中略)
本当にいじめで、いのちを断つくらい苦しんでだったら不登校でもいいけども、こういう発信を革命家としてやられちゃったらね、宿題やりたくない子はみんな学校いかなくなっちゃうのよ。それはダメ!

と、不登校だった自身の経験をもとに、ゆたぼんの活動に対して否定的な意見を述べました。オセロの松島尚美も、

彼がそう思って、自分の意見として言うのはいいの。(中略)
いいねんけど、自殺みたいなことをね、考えるくらい苦しい子は別格の話やから。(中略)
そんな理由の子に、自由になれって言う、自由っていう意味が軽すぎる。

と、ゆたぼんの主張には説得力が足りないと話しています。おぎやはぎの矢作兼は、「もし自身の子が学校をやめてYouTube始めるって言ったらどうする?」という問いに対して、

ゲームで言ったら、ハードモード選択するようなものだぞって教えてあげるかな。
学校行った方が簡単じゃん。やめてから人生、超大変だからね。(中略)
子どもには、学校行ってちゃんとしといたほうがイージーモードで人生いけるから、こんなハードモード選ばない方がいいよって

と発言し、会場の笑いを誘いました。

このように、バイキング内では否定派の意見が多く見られました。

ゆたぼんに対して、奇しくも逆の取り上げ方となった2つの番組。
著名人からの意見も数多く寄せられ、その賛否をめぐって議論さえ巻き起こすゆたぼんの活動は、間違いなく「革命家」のそれといえるのではないでしょうか。

 

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